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歯周病の治療では、まず「歯周ポケット検査」と「レントゲン検査」を行います。

歯周ポケット検査とは、歯と歯肉のすき間の深さ(歯周ポケット)を測ることにより、歯を支えている組織の破壊度が分かります。また、レントゲン検査により、歯を 支えている顎の骨(歯槽骨)の無くなり具合が分かり、その程度によって歯周病のステージを判断し、治療方針を決定します。

歯周病の治療について

歯の健康を守るためには、まず歯を支える骨や歯肉をしっかり健康にしてからでないと、せっかくの歯の治療も台無しになってしまうことがあります。

歯周病の主な原因は歯垢(プラーク)です。プラークは約70%が細菌から出来ています。
当院では、歯磨きの練習はもちろん、歯石除去やPMTCという歯や歯肉のクリーニングを徹底的に行っております。

GTR(組織再生誘導)法について

当院では、重度の歯周病によって後退してしまった歯肉や歯槽骨などの歯周組織を再生・誘導するためにGTR((組織再生誘導)法を行っております。

GTR法は人工の膜を用いて、骨再生のスペースを確保し、骨が再生するまで粘膜が侵入するのを防ぐことで、骨の再生を誘導する治療法です。歯肉を切開して歯槽骨から剥離し、露出した歯根のプラークや歯石の除去、歯槽骨の清掃、およびダメージを受けた歯肉などの組織を除去します。その後、特殊な保護膜(メンブレン)を使用して歯根膜・歯槽骨が再生できるよう保護し、歯肉を元の状態に戻します。

GTR法の術前・術後

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GTR法により、分岐部に骨ができています。※上記は当院での症例です。

尚、GTR法は症例により自費扱いとなる場合がございますので、詳しくはご相談下さい。